「開発提案から知財創出・販路開拓まで包括支援型御用聞き企業訪問により
次々と新製品を生み出す新しい地域産学官連携モデル
「ふくいろキラリプロジェクト」
〜製品開発型企業への転換促進による飛躍的な復興と地方創生の実現〜
【fukushima monozukuri cm ver.1】
連携の工夫・特長・先導性
堀切川教授、福島県の製品開発支援、㈱山川印刷所の販路支援を主とし、(一社)福島県発明協会、地域産業支援機関のフォローアップと連携する包括支援体制を整え、県内中小企業へ御用聞き訪問を実施。堀切川教授の専門であるトライボロジーを始めとする工学全般の知識を活用し、競合他社の製品にはない付加価値を創出する提案を行い、これにより多数の製品開発(事業化)を短期間で達成した。
連携の効果
延べ340件以上の技術相談に対応し、60件の新製品開発及び事業化を達成。これまで下請けゆえに広報出来なかった自社保有技術も、その製品に施すことで存分にPRすることが可能となり、開発製品の販売はもちろん、定性的な効果から技術による市場創出を実現した。
社会・技術・市場等への貢献
新製品開発に伴い、特許出願5件/実用新案1件/意匠出願10件/商標出願13件となっている。また、それら製品はiFデザイン賞(ドイツ)、グッドデザイン賞など多数受賞し、様々な認定を受けている。当事業は、(一財)日本立地センターの林聖子氏(※現:亜細亜大学教授)より「福島堀切川モデル」と命名され学会発表されている。
用語解説トライボロジー:摩擦・摩耗・潤滑に関する総合科学技術。